「樹を纏う」をテーマに木の眼鏡を制作する63mokkoこと神田武蔵さんのもう一つの側面、「MUSASHI KANDA」として、ぶどうの木から作成していただいたボタンと「omitsuのおつくろい」とのコラボレーション。

・「omitsuのおつくろい」とは
当店で取り扱うひと手間加えた古着。
仕入れた時点にあったシミやほつれ、穴などを補修しながら現代のデザイナーズのお洋服にも合わせやすくなるようにちょっとしたひと手間を加えたものです。
元のお洋服の良さがなくならない程度に、大胆なリメイクではなくお直しでもなくその中間くらいをモットーに。ゆるゆると。

// ボタンのこと //
僕らの園地で伐採したぶどうの木から神田さんに制作していただきました。
神田さん自身、研究してきた独自方法で下処理を施し成形しています。
厚みのある形状が重厚感を持ち、独自の質感と色合いがとても魅力的です。
天然素材になりますので使い込んでいくことで生まれる経年変化が楽しみなボタン。
三角形にボタンホールが空いていることでシャツに装着するとトライアングルステッチとなってデザインにエスプリを効かせています。
味わい深いヴィンテージのコットン糸でつけることでさらにその魅力を高めています。

フロント用11ミリが7個、飾り用8ミリが12個、合計19個ものボタンが使われています。
クリアーのボタンは元々このシャツに使われていたボタンです。あえて全てぶどうボタンにするのではなく、本来のボタンを残すことで新しいデザインとして表現しています。

MUSASHI KANDAが作成したボタンをつける服には「その服のアイデンディティを一度壊したい。自分だけの価値を作りたい」というコンセプトのもと、木のネームタグを背中に縫い付けてあります。
ボタン・タグ共に手作業で一つづつ作られており、細やかで精密な手仕事の美しさが感じられます。
ファッションと工芸とアート、それらの中間に位置するような洋服であり作品とも言える一着です。

// シャツのこと //
キューバシャツとは、本国キューバでは冠婚葬祭や公共の職員の着用など、正装としても認識される伝統ある洋服です。
サトウキビ農家のワークシャツであったなど諸説あります。
沢山のボタンやフリルなどで飾り付けられた独自の華やかさは心地よいドレス感とカジュアルさを兼ね備え、コーディネートも複雑に考えずそれ一つで成立するような説得力があります。
キューバ革命で知られるチェゲバラなど著名な方に愛されたことも有り、時代によってトレンドを牽引した存在でも有ります。

本作は珍しい長袖。
リネン(麻）ですがシャンブレーデニムのようなしっかりした厚みが有り通年等して着用しやすい生地です。
袖口は元々はダブルカフス仕様でしたが通常のシングル仕様にカスタムしています。
シャツって袖をよくまくって着るのでその方が着やすいかなと思いカスタムしました。

襟も一工夫、元々はカラーキーパー(襟に入れる芯）が付いていましたがあえて除去。襟全体を柔らかくする事で「堅さ」を取り払っています。

右袖にはちょっとした刺繍があるのが小粋なディテール。
さらに左右両脇裾が開閉可能な仕様になっており、ジャケットで言う「ベンツ」のようなディテールがとても魅力的です。

一般的な基準としてL相当のサイズ感です。オーバーサイズに来ても良し、ジャストサイズで着こなすも良しでご自身の体型と好みによってお選びください。
着用画像がご希望の場合、ご遠慮なくお問い合わせください。個別に対応させていただきます。

/// size&material ///
・ブランド表記SIZE : 不明
・表地:
・実寸(cm)
肩幅61.5
身幅66
着丈77
袖丈60

＊お洗濯は手洗い、もしくは洗濯機の場合はネットに入れて単品で短時間モードでサッと洗う事を推奨いたします。
＊毎週、水、木、金曜日の決済された商品につきましては同日が店休日の為に土曜日の発送になります。お急ぎの場合は事前にお問い合わせください。
＊ベースとなる服はUSED品であり、古物となります。
＊実店舗でも同在庫を販売しています。時間差で販売されてる可能性もございますのでご承知くださいませ。
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