本作はフランスの老舗メゾン「CARVEN(カルヴェン)」のUSEDフェイクスウェード スタンドカラーコートです。
インナーには取り外し可能なスタンドカラーベストが付きます。

その歴史は長く、1945年にマダム・カルヴェンがオートクチュールメゾン「CARVEN(カルヴェン)」を創立します。
その後月日を経て2010年にはアーティスティック・ディレクターにギョーム・アンリ(Guillaume Henry)を迎えメンズ プレタポルテラインをスタート。
2014年、ギョーム・アンリが辞任。その後は何度かデザイナーが交代し2018年に日本での展開が終了します。

ギョーム・アンリはリカルドティッシがクリエイティブ・ディレクターを務めていた「GIVENCHY(ジバンシィ)」といった一流メゾンで経験を積み、2009年にアーティスティック・ディレクターに抜擢されコレクションを始動します。
コンテンポラリーの中に可愛らしさを投入したスタイルで、同ブランドの人気を支えた事でデザイナーとして今日も確固たる地位を築きます。
特にリカルドティッシがカリスマデザイナーとして絶大に名を馳せていたこともあり、当時大きな話題にもなりました。
やはりメンズとしてはこのギョーム・アンリ期が最も盛り上がった時期と呼べるでしょう。

本作は年代が不詳の為、ギヨーム期として断定する訳ではありませんが、一流メゾンらしく素晴らしい作りです。
少なくともメンズコレクションであることは間違いない為、メンズプレタポルテをスタートさせたギヨームのスピリッツを宿したアイテムと言えるのではないでしょうか。

スウェードやヌバックを彷彿させるフェイクスウェードは本物さながらの迫力に対してとてもしなやか。
この重厚感ある見た目に対してびっくりするほど軽くて着心地が良いです。
ベストを外すとより軽くなりスプリングコートとしても従分使用可能で、幅広いシーズンで着用が可能です。

仕入れた時点に発見した汚れは除去。USEDですがかなりきれいな見た目です。

インナーのグレーカラーのベストは取り外し可能。ファスナーを使用し脱着します。
パイル地とスムースタッチな生地との組み合わせが素敵で、意図とした訳ではないでしょうがベストとして単体で着用しても十分成立するデザインです。
（気になる方は品質表記をカットすると見た目すっきりします）

当時はピッタリめに着るのがメンズトレンドだった為にLL表記のサイズでもこの様な見た目です。
ジャストに着こなすも良し、オーバーサイズに着こなすも良しでお好みでお選びください。

＊着用モデルは身長 168cm、通常体型の男性です。
＊生地の特性上、光のあたり方で印象が変わりますが基本的にブラックカラーです。
(画像A,Bは陽のあたりが強い場所で撮影、その他は日陰で撮影した画像です。)
＊物撮り写真を確認したい場合お気軽にお問い合わせください。個別に対応致します。

/// size&material ///
・ブランド表記SIZE : LL
以下外側のコート単体での詳細です。
・表地: アクリル55%,ウール24%,ポリエステル21%
・裏地: ポリエステル100%
・実寸(cm)
肩幅55
身幅62
着丈86
袖丈63

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